水耕野菜栽培に最適なウレタンスポンジ培地

ウレタン培地とは、スポンジ培地とは 種を植えて育てるところを培地といいます。
水耕栽培で使用されている培地はウレタン製のスポンジ(発泡)培地が多いです。
このウレタン培地、スポンジ培地の特長は水が十分に保持され、同時に酸素も保持してくれます。


タネが発芽してくれる条件:発芽する3つの条件 は水、温度そして酸素です。

発芽に必要な要素の一つ目は
水が種に吸水されると発芽がはじまります。
タネの周囲の殻を通って吸水されてタネの胚の部分に行くと発芽の始まりです。
胚からジベレリンという発芽酵素がでて発芽の準備がされます。
その様子は図のようです。


胚乳で作られたエネルギーが胚にある根を伸ばし、子葉を大きくします。

しかし温度が低すぎても発芽が始まりません。
そこで2つ目に重要な条件は温度です これから寒い冬に向かって発芽したら大変ですね。 ですからほとんどの種は温かい春を待って発芽が始まります。
そこでリビングファームでは、種をまず冷蔵庫などの寒い空間に置いておきます。
その間に種は寒さを感じてジベレリンという植物ホルモンを増やしていきます。
そしてご注文があってから出荷しますので、寒さを感じてから暖かさを感じますので1年中いつでも発芽できるのです。

3つ目に大事な条件は空気(酸素)です。 種の中にある幼根や葉っぱを成長させ発芽が始まります。
そのためのエネルギーが必要ですね。
そのエネルギーは種の子葉や胚乳に蓄えている栄養分からもらいます。
その栄養分(ブドウ糖)を作るのに酸素が必要となります。

この3つの条件が揃ったときに種は発芽を始めます。

発芽はまず根からはじまります。
そして子葉が大きくなり始め芽が出始めます。
そのタネの発芽を促すのに最適な場所がウレタンスポンジ培地です。
ウレタンスポンジ培地には沢山の気泡があり、そこに水がたまります。
また空気もたまりやすいです。
さらに保温効果もあります。
土で発芽するより最適な条件が揃っています。

リビングファームのウレタン培地へ種植えしてみましょう。
リビングファーム培地にはH型のスリット(スキマ)の訳は・・・。




スリットがH型の訳はタネの大きさにより植え方が変える必要があるからです。



比較的大きな種子(ペレット状の種子、トマト、ホウレンソウなど)はHスリットの真ん中に植えます。
深さは1cmぐらいが適当です。




リーフレタスのような麦わら状のタネは離して2粒植えます。
パクチーなどは硬い殻を割ってから、2つのタネを2箇所に離して植えます。
小粒な種子(ルッコラ、バジル、クレソンなど)はHスリットの3箇所に離して植えてあげます。
そして種に水が吸収されるように培地の上から水を与えます。


透明ラップをかぶせる訳・・・・
水を与えから容器を透明ラップで被せます。
培地の水が蒸発して培地が乾燥しますと、タネの発芽が止まります。
一旦発芽が止まってしまったタネは後から水を差しても発芽しないことがあります。

さて発芽に光は必要かどうかです。
タネには光を当てると発芽する種子 光発芽種子(シソ、ミツバ、レタスなど)と 光が当たると発芽が抑制される種子 暗発芽種子(カボチャ、トマト、キュウリなど)とがあります。
ですから念の為、培地に水をあげてから黒いビニールで1日ぐらいカバーすることを奨励しています。

いよいよ発芽が始まります。
種の成長を見ましょう! 水が浸透した種はまず根を伸ばし、そして子葉を伸ばしていきます。
ウレタン培地の中をのぞいて見てください。
発芽した種の様子が観察することができます。
発芽が始まれば植物栽培のスタートです。

発芽するときの感激は素晴らしい体験です。




発芽したら直ぐに光が必要です。
培地のスリットから出てきた芽は光合成で成長します。
そのため絶対必要なのが光です。
光が足りないと茎だけがモヤシのように伸びます。
これを徒長と言います。
茎だけが大きくなりすぎるとその後の成長に支障がでます。
あまり徒長が大きいときは、再度タネまきから始めましょう。

光は大変大事です・・・・ 発芽からは日中は陽の光に8時間以上当てます。
夜はLEDスタンド、蛍光灯スタンドの下で8時間以上は育てます。




本葉が出てきたら肥料あげます 最初に出てきた小さな葉っぱが子葉です。
本葉はそれから数日すると真ん中から大きい葉っぱが出てきます。
それまでは肥料は与えなくても育ちます。
栄養は胚乳や子葉から供給されます。
本葉が出始める頃からは根も長くなっていますので、液体肥料(ベジタブルライフA)を与えます。
液体肥料ベジタブルライフAには植物に必要な全ての栄養素が入っています。
[植物育成には必要な栄養素があります] 窒素、リン酸、カリウム、カルシュウム、マグネシュウムそしてイオウなどは多量元素です。 鉄、銅、マンガン、亜鉛、ニッケルなどの微量元素が野菜などの育成に最適な割合で溶け込んでいます。



これらの栄養素がすばやく水に溶けて根から吸収されます。
ベジタブルライフAは一液なので取り扱いが簡単です。
野菜によっては2個以上培地にタネをまきますので、培地から芽が1っ以上出てきた時は、芽を摘んで摘心します。
基本的には1つの培地には1つの苗を育てるのが良いようですが、野菜によっては2株あっても育ちます。

いよいよ大きく育って苗を定植します
培地からケールの茎が2〜3cm(の場合)、根が7〜10cmぐらいに伸びてきたら定植の時期です。

種を植えてから10〜12日ぐらい(季節により異なります) ほとんど雑菌の少ない健康的な苗ができます。
健康的な苗を選んでプランターや畑に定植してください。





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開発者兼社長 長尾さん

リビングファームの水耕栽培専門ショップへご来訪いただきありがとうございます! 環境に、人に優しい水耕栽培に注目して、家庭でできる小さな植物工場として、楽しく無農薬野菜を育てられる家庭用 LED水耕栽培器を日本で初めて発売して12年目になります。 近年は水耕栽培を活用したビジネスで注目されています。レストラン、介護ホーム、病院、特別支援学校そして会社の障害者雇用に、水耕栽培キットが設置され苗作りから収穫を楽しんでいます。はじめての方にも、愛好家の方にも愛される水耕栽培ショップを目指しています。都会ならではの自産自消の野菜生活を一緒に始めましょう!

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