ケア・タウンファーム
障害者が活躍する街中(社内)野菜農場リビングファームはお部屋で楽しむ水耕栽培の普及活動に長年携わってきました。
数年来のコロナ禍の中で在宅ワークをする方が増え、家庭のお部屋で楽しむ水耕栽培愛好家が急激に増えてきました。
またレストラン、特別支援学校、介護ホームなどでも、無農薬、健康、癒しなどの指向により大変注目され、導入が進んでおります。
その中でいろいろな障害を持った人や高齢者が、この水耕栽培に関心を持って携わっていることが判ってきました。
各種障害者施設を訪問して、直接障害者を指導させていただきながら、この水耕栽培は障害者にも気楽に楽しめるものだということも判ってきました。
一方障害者の方々に於いても、健常者と同等に働きがいのある仕事に従事したい要求があります。
国の厚生省白書でも『障害の有無により分け隔ての無い共生社会の実現』を目指していますが、現実ではまだまだのようです。
そこでリビングファームとしていろいろな障害のある方も楽しく、やりがいをもって仕事に従事できる場を、ケア・タウンファームで実現させたいと考えております。
そして水耕栽培という近未来農業で、障害者の人々が将来に於いても夢をもって希望のある仕事に就けることを望んでおります。
1)障害者雇用の現状
100名の会社は2名以上は雇用する義務があるようです。
厚生労働省の障害者雇用率制度の詳細はこちらから
https://www.mhlw.go.jp/content/000859466.pdf
しかし実態としては自社内において社員と一緒に仕事に従事している割合は少なく、障害者雇用ビジネス実施事業者と契約して雇用達成率をあげるか、あるいは達成できないときは罰金を払っているようです。
その中で、この水耕栽培などの新農業を使って障害者雇用をお考えの企業様が増えてきています。
1例として、大手企業様からの依頼で大型水耕栽培器シリーズを導入して、種植え、定植などを社内の障害者さんと一緒に水耕栽培で野菜・ハーブを作っております。
いろいろな障害の方へ指導させていただきましたが、皆さん大変ご興味を持って水耕栽培を楽しんでます。
そして収穫した野菜を社内のレストランで社員の方に楽しんでもらおうとしております。
また、大手企業が運営する特例子会社にリビングファームの大型水耕栽培器RHWシリーズが採用されており、ZOOM講習会などでご指導させていただいております。
特例子会社とは一定の条件で障害者を雇用して本社の達成率を上げている企業で、全国に540社ほどあります。
特例子会社 制度概要の詳細はこちらから
https://www.mhlw.go.jp/content/001027591.pdf
また、障害者を積極的に多く雇用している企業はホワイト企業として評価されています。
2)障害者や高齢者が楽しめる水耕栽培
水耕栽培で無農薬野菜、ハーブそしてエディブルフラワーを自産、自消を楽しむことができます。
ウレタン培地に育てたい野菜の種を一つずつ丁寧に植え発芽を待ちますが、その小さな緑の発芽を見たときは感激です。
育苗トレイで丈夫な苗を育てますが、いつもで目の当たりでその成長を見守りが出来ることは励みにもなります。
大きく育った苗を野菜テラスに定植したり、ハイドロボールを使って育成ポットに定植したりします。育てることに手間がかかりますが、愛着も出てきます。
そして定植後20日〜30日後には大きくなった葉っぱから収穫して、サラダなどで食べるときは、自分が育てた野菜に感激です。
リビングファームの流水型水耕栽培器野菜テラスは高齢者の入居されている千葉県の介護ホームで活躍しております。
大型水耕栽培器RHWシリーズは和歌山県の特別支援学校で生徒さん達に技術習得しながら楽しまれています。
3)植物と人との関わり・・・なぜ人は植物を愛するのでしょう。
以来、人は植物に頼って進化して、植物によって生かされ、そして増大して地球上の主となったのです。それ以来、人は植物とは切っても切れない縁となり、深い絆となったのです。
この様な植物との長い付き合いの中で、人間の染色体に植物との絆が出来たようで、精神的に何か悩みのある人も植物を見たり、触れたり,嗅いだりすることにより癒されるものと思われます。
4)会社、事業所そして地域のケア・タウンファーム
障害者がやりがいのある小さな農場経営
この企画の背景は
1. 危機的状況にある日本の農業の問題です。
特に地方にある農村では高齢化、人手不足、温暖化による災害の頻発などで、
農業の持続可能性は益々厳しいものになっていきます。
新しい農法としての水耕栽培を使った植物工場も3次ブーム以来いろいろな問題を抱え、
伸び悩んでおります。
そこで全く新しい発想で、日本の農業を考えていきたいと思います。
2. 一方、都会では同じく老齢化で空き家、空き室が増え続けています。
東京都でも90万個以上あるとのことです。
企業でもテレワークなどで社内勤務者が減り、空き室が増えているようです。
3. 人口減少問題、高齢者問題として労働力不足があげられております。
その労働力アップの為に障害者と一緒に協働できる場を作ることが一つの解決策になります。
また、企業に雇用されている障害者が、本来の目的である健常者と障害者が一緒に働ける
ような場を考えていきます。
都会の空き室問題、農業問題そして障害者雇用の解決策として
『街中野菜農場』 ケア・タウンファーム
● 障害者にとってやりがいのある職場、地域の人々の健康や癒しに貢献する。
● 都会や会社の空き家、空き室を活用して街中(会社)の活性化
● 水耕栽培の新技術を駆使して、お部屋の中で無農薬野菜やハーブを生産する。
【 ケア・タウンファームの特長 】
地域の消費地に極限まで近づいた究極の地産地消。
地域(会社)のニーズに合わせた野菜食品を販売する。
食料廃棄の無い農場
都会(会社)の空き部屋活用によりコスト削減
地域(会社)の活性化に繋がる
障害者や高齢者の最適なワーキングスペース
1年中快適な空間で、気楽に農作業に従事できる
障害者、高齢者の雇用を促進
超小型、低投資、低コスト運営そして新しい価値が生まれる
野菜を売らず、野菜を加工して販売して、利益の出る農場
第3次産業(マーケッティング)を徹底、地域のニーズを知る。
障害者、高齢者そしてスタッフと知恵を出し合って売れる商品作り。
特例子会社のタウンファーム
特例子会社とは一定の条件(障害者5人以上雇用、本社と資本、役員の繋がりがあるなど)
を満たすと、本社の障害者雇用の人数に反映出来る。
特例子会社は会社の空き室にケア・タウンファームを設置して、会社とは社員の交流など
を図り、健常者の社員も障害者の気持ちに少しでも寄り添う機会ができる。
「特例子会社」制度の概要 https://www.mhlw.go.jp/content/001027591.pdf
ビジネスとして利益の出る ケア・タウンファーム
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(リーフレタス、ケール、パセリ、イタリアンパセリなどをアソートした健康サラダ)
無農薬バジルを収穫してジェノベーゼソースに加工して販売
無農薬ケールを加工してスムージにして販売
ミント、レモンバームをハーブ水、ハーブティーとして販売。
無農薬野菜・ハーブを加工して地域の人に直販(ケータリングサービス)したり、フードショップ、カフェなどに卸販売して、地域の人々に健康を促進できます。
社内ファームは社内食堂、カフェで販売。社員の健康維持に貢献。
ケア・タウンファームに関するご相談は下記のメールにてお待ちしております。
株式会社リビングファーム 担当 長尾益男
〒164-0013 東京都中野区弥生町2-15-17 ニューライフアサヒ301
nagao-m@nd-design.co.jp
TEL:03-3378-5200 FAX:03-3320-4960
常時いろいろな野菜ハーブを水耕栽培しております。
遠方の方はZOOMによるお打ち合わせも可能です。
障害者白書にあるように『障害の有無により分け隔てのことのない共生社会の実現』
に向けて少しでも近づければと思っております。